豚角煮というたべもの。

皮付き豚バラの角煮 アジア風

ふと思いたって、豚角煮を作ってみました。

ネットショップで毎月コンスタントに売れていくのが鹿児島県産の皮付き豚バラ。ほぼ同じお客さんが定期的に購入されます。まあ、皮付き国産の豚バラは嫌でも脂が多いので、本当に豚肉が好きな方以外、リピートは厳しい商品かもしれません。

鹿児島県産皮付き豚バラ1kg
ちなみに1kg2480円(税込・送料別)真空冷凍です。
今日、新しい豚バラが入ってきたので、とりあえず角煮を作ってみることにしました。

豚角煮づくり 焼き入れ
今回1kgものを12切れくらいの角切りでカット。まずは余分な脂を落とすべく、焼きを入れていきます。各面まんべんなく焼いていくのですが、皮の部分は焼きすぎると皮が縮んでしまい、またパチパチと弾けるので要注意です。焼かないほうがいいかもしれません。
次に煮込んでいきます。脂が気になるひとは、煮込んでゆく前に下茹でをして、もう一段脂を落としてもよいかもしれません。
豚角煮づくり 煮込み
ここで沸騰したら、保温調理鍋に入れます。学長愛用の保温調理鍋はこれ。


保温調理鍋にいれて、朝まで放っておくだけです。(今回は15時ごろ保温鍋に入れて、朝8時に出しました)

そして出来上がりがこれ。フォークが抵抗なく刺さり、かつ煮崩れしていません。保温調理鍋、すぐれものです。
保温調理鍋で角煮

そして、味をつけて煮込んでいくのですが、注意点が2つ。

  1. 煮汁はそのままだと脂っこいです。半分捨てて、水を追加するといいかも。
  2. 煮玉子はここではいれません。 煮玉子は煮ない。あとで煮汁につけておくだけです。

味付けはシンプルに、醤油:酒:砂糖を大さじ8杯ずつ(お肉1kgに対して)。 ここはお好みで。

豚角煮エスニック風

今回ちょっとエスニックな感じにするため、ナツメ、花山椒、唐辛子、クコの実、クローブを投入してみました。

弱火でことこと20分ほど煮込んだら、火を止め、冷ましていきます。この時ゆでたまごを投入。冷やしながら、味を染み込ませていきます。

豚角煮染み込み

冷めて、味がしみてきたら、盛りつけます。残り汁は煮詰めて、片栗粉を溶かします。盛り付けた角煮と卵に、その残り汁をかけて完成です。

豚角煮盛り付け

今夜は豚角煮を存分に楽しみます~試食でかなり減ってますけど(笑)

これから「クッパ」の話をしよう 牛テールを楽しむためのレシピ

今回は
腰に手をあてぇおしりふりふりぃ みんなで食べよう しっぽのスープ
の番外編です。
残ったテールスープでクッパを作っていきます。
(*最後にテールスープが無いときにクッパを作る方法を書いています)

テールから肉をはずして、肉は別の皿によけておきます。
テールスープを鍋に入れます。
テールスープ

スープにニンジン、大根を入れ煮込んでいきます。
*このほかに、椎茸などを入れてもおいしいです。

野菜がやわらかくなったら、別の皿によけてあった肉を入れます。

砂糖、醤油、酒で味付けをします。お好みの味に整えてください。
分量は砂糖:醤油:酒=1:1:1が目安です。

味が決まったら火を止めます。
溶き卵を流し込み、蓋をして20秒ほど蒸らします。

クッパスープ完成
こんな感じに仕上がったら完成です。

ご飯に盛り付け
あったかいご飯(炊きたてより温めご飯がベター)に盛り付ければ完成です。

糸唐辛子でアクセント
コチュジャン、キムチなどで味を足してもおいしいですよ~。

さあ召し上がれ
さあ召し上がれ^^

テールスープが無い場合には鶏がらだしのスープ、肉にはうす切り肉を短冊カットしたものを使ってもおいしく作れます。
一度お試しください。

腰に手をあてぇおしりふりふりぃ みんなで食べよう しっぽのスープ(牛テール)

テールスープ近影
今回はテールスープです。もちろん牛テール。
牛テールやほほ肉といった煮込み用として人気で、冬場になるとすぐに売切れてしまいます。

しかし・・・・夏はまったくといっていいほど売れません!
夏場にどうしてもあまるテールをスープにして、暑い中食べています(笑)

なので、私はテールを使った料理を冬に作ったことがありません。
(どうでもいいですけど)

でもやっぱり寒い夜に食べたい~ということで今回作ってみました。

牛テール
牛テールを購入したら、周りの脂を除去し、関節にそって切り分けていきます。
まあ、ここは普通お肉屋さんがやってくれると思います。

牛テール流水で洗う。
牛テールスープの肝は、テールからじっくり血を抜くこと。水に浸け、流水で血抜きをしていきます。
表面についている汚れもしっかり落とします。
血抜きを怠ると、半透明のきれいな白濁したスープにはなりません。
30分ほど血抜きしたら、一旦テールをざるに上げます。

牛テール下処理
テールを鍋に入れ十分な量の水を入れます。
そして一旦沸騰させます。灰汁や脂が出てくるので丁寧にとっていきます。
沸騰して5分ほど煮込んだら、ざるにテールをうつして、最後の下準備をしていきます。

牛テール下処理続き
ざるにあげたテールを水洗いしながら、力をいれ、血抜きをしていきます。
ここでしっかり血を絞っておくと、きれいな色のスープになります。
*血が飛び出す場合がありますのでご注意を。

牛テール煮込み
血抜きの処理が終わったら、きれいな鍋に十分な水を入れます。
そこにテール、ねぎ(根深)、にんにく2片、しょうが2かけを入れて煮込んでいきます。

灰汁と余計な脂を取りながら、水が減ったら足していきます。
4時間ほど煮込めばお肉は柔らかくなります。

*蓋をしないまま煮込むと透明なスープになるようです(聞いた話)

今回はまた真空調理器を使いました。
30分ほど煮立てて、灰汁と脂をとったあと、真空調理器へ。あとは8時間ほどほったらかしです。
*真空調理器に鍋を入れる前に、ネギ・しょうがは取り出します。

牛テール白濁スープ
半透明な白濁スープが完成しました。すでにお肉はトロトロになっています。
これに塩で味付けをしていきます。
塩はスープの量にもよりますが、味を見ながら足していってください。
うすめの味付けにしておいて、後は召し上がる方のこのみで、塩を足していけばよいとおもいます。

最後に、塩コショウで味を調え、ごま脂をさっと振れば完成です。

牛テールスープ完成
最後に白髪ネギ、糸とうがらし、いりごまをそえて。

寒い冬には、芯からあったまります。夏場は夏ばての滋養強壮に。

ぜひお試しください。

次回、残ったテールスープから、クッパを作っていきます^^