最近、お客様から立て続けに「ラード用の背脂ください」といわれて、とても気になっていた「ラード」。
スーパーに売っているものは買ったこともなく、「ラーメン屋さんが隠し味に大量にラードを入れる」なあんて小耳にはさむぐらいの知識しかありませんでした。
でもなんだかとても気になり、作ってみることにしました♪

お肉屋さんに「豚背脂ください」といえば、100g30円~40円で入手できると思います。
写真は九州産の豚背脂です。
指で触ってみるとわかるのですが、さらさらっとしていてとても上質な感じです。ハンドクリームにしたいくらい(笑)

今回は純正の焼きラードを作って、保存用に瓶詰めにしてみました~。

まず深めの中華鍋に水を50ccほど入れて強火で沸騰させます。この水が背脂の焦げ付きを押さえるとともに、完成の合図をしてくれます。

小さければ小さいほどいいのですが、角切りをした背脂を鍋に投入します。*火は弱火で。

弱火でじっくり炒めていきます。弱火であればあるほど、仕上がりは白くなります。

かき混ぜながらしっかりと炒めいていくと、水分が蒸発し、ぱちぱちという音が消えます。そうなれば完成です。

茶色くこんがり仕上がったラードかすを掬い取ります。

このラードかすもラーメンやスープに入れるととてもいい感じになります♪

ラードを十分に冷やしてから、瓶詰めしていきます。瓶詰め後はお湯で煮沸します。

ラードを使えばチャーハンもおいしく仕上がります。ラードの熱が強いのか、簡単にご飯がぽろぽろになります。
家庭のガス火力でも十分です。味にも深みがでておいしくなります。

食べていると、娘に横から皿を奪われ、すべて食べられてしまいました。「おいしい、おいしい」と終始つぶやいておりました・・・

ラードを作ったのも実はこの「ラードごはん」を試したいがため。炊きたてのごはんにラードとしょうゆをかけます。

ここでも意外だったのが、ごはんの熱でラードが熱くなり、炊きたてのご飯もほろほろになったこと。脂ギッシュなごはんかと思ったらぜんぜん違い、おいしいラードごはんが楽しめました。
ぜひ一度お試しを!





