大人のためのしゃぶしゃぶ講座 前編

しゃぶしゃぶセット

とりあえず肉は霜降りで、豪快に味わえるすき焼きがいいんだ!と、30代前半まではそう思っていました。
*ブログ「I Love “Sukiyaki”!

しかし40才が近づくにつれ、霜降り肉がきつくなってきました。
また素材本来の味を楽しみたいと感じるようになりました。

自然とたどりついたのが、「しゃぶしゃぶ」です。

そんなこととで、今回から2回に分けて「大人のためのしゃぶしゃぶ講座」をUPします。
といっても私の独断と偏見もかなりあるとおもいますので、ご参考程度に(笑)

前編は素材準備についてです。
牛モモしゃぶしゃぶ用
これは牛モモのしゃぶしゃぶ用です。
とりあえず牛肉がないと始まりません。
お勧めはやはり3等級。締りのよいものを選んでください。
3等級でもこの程度の霜降りですから、とてもやわらかいです。しっかりと肉の味もします。

小手川豚トン豚ロースしゃぶしゃぶ用
次に豚です。写真の手前が豚肩ロース。写真奥が豚ロースです。

豚肩ロースは、最もしゃぶしゃぶに適したお肉であると感じています。赤身と脂身のバランスの良いものを選んでください。
詳しくは後編で。

豚ロースは、ある程度のねばりがあり、赤身の極め細かいものが良いです。
また肉食はほのかにピンク色のものがおいしいです。

しゃぶしゃぶの醍醐味のひとつは「牛と豚が同時に楽しめる」ことにあると思います。
ここ数年の畜産農家さんの努力で豚肉は非常においしいものになってきました。
ただし安い豚肉はやっぱりおいしくないので、値段相応のものを。
写真は当店指定農場の「小手川豚トンポーク」です。

しゃぶしゃぶ用野菜
野菜は、ニンジン・大根をピーラーでスライスしたものがお勧めです。
スライスした野菜はゆで時間も短く、肉との相性もばっちりです。
あとは水菜にネギ。
お好みできのこ類や豆腐もいいかもしれません。

今回写真にはありませんが、「レタス」もお勧めです。いままで白菜を使ってた方はぜひレタスを試してみてください。

ポン酢とごまダレ
最後につけタレです。
定番のポン酢にごまダレをご用意ください。この2つは必須です。
ポン酢には大根おろしなど薬味もそえてもよりおいしく楽しめます。
ポン酢は妥協せずに良いものを選んでください。

最後に意外と大切なのがしゃぶしゃぶ用の鍋(火鍋子?)です。
まあ気分的な問題も大きいのですが、しゃぶしゃぶ専用の鍋だと熱の伝わりもよいみたいです。

前編はここまで。
後編では、出汁の作り方から食べ方までをご紹介します。

後編はこちら

他人事じゃないよ。タジン鍋だよ。

最近「タジン鍋」という鍋が人気ですよね。
今回はこのタジン鍋を使って、白菜と豚バラの蒸し鍋を作ってみました。

タジン鍋

タジン鍋(wikiより抜粋)
円錐形の蓋の上部の狭い空間は対流が起こりにくく、温度が低い領域が得られるからである。食材から上がる水蒸気や、食材やハーブなどに含まれる揮発性の香りの成分が、冷たい蓋の上部で冷やされて結露し、再び水滴となって食材のもとへ戻るようになっている。これによって蓋と鍋の隙間にウォーターシールが形成されて密閉状態となり、料理の香りが飛ぶのを防いで風味を逃さない蒸し焼きに最適の条件が得られる。[1] また、蓋の下のほうだけ水蒸気の対流が発生するため、土鍋の熱を下部に集中させやすいという利点もある。

肉や野菜のうまみだけでなく、スパイスなどの香りも閉じ込めおいしい鍋が楽しめます。

豚バラ
このタジン鍋で肝心なのが、おいしい豚バラ。赤身と脂身のバランスがよく、触ると脂が粘るものがおいしいです。
ちょっと脂身が多いかなという上記写真くらいのバランスが抜群です。

白菜
タジン鍋に200cc程度の水とカツオだしの素を鍋に入れます。
そして新鮮な白菜の白く硬い部分を鍋底にひいて、葉の部分を盛り付けていきます。

白菜の上に豚バラ
次に豚バラを盛り付けていきます。

ここまでできたら、しっかりと蓋をかぶせて、強火で加熱していきます。


5-6分ほど待つと湯気が上がってきます。ちょっとのぞいてみて、豚肉に火が通っていたらOKです。

出来上がり
このくらいが絶妙です。
現在の豚肉なら多少の生焼けでもOKです。火がとおりすぎても固くなるだけです。

ポン酢につけて
さあみんなで鍋をいただきましょう。
今回はあっさりポン酢で召し上がれ。

今回使った豚肉は「小手川豚トンポーク 豚バラ肉

このタジン鍋。利用用途は多彩です。
上記に味噌やコチュジャンを加えてもいいですし、すき焼き・焼肉もできます。
豚肉の代わりに、ラム肉をつかってジンギスカン風(キャベツともやし)も楽しめます。

一家に一台ですね。