大人のためのしゃぶしゃぶ講座 後編

しゃぶしゃぶ講座 後編
大人のためのしゃぶしゃぶ講座 前編の続編です。
前編では必要な材料のご紹介をしました。

後編ではいよいよ食べます!
まず出汁のとり方です。
昆布だしのとり方
昆布はなるべく上質のものを選んでください。
昆布表面の汚れをふき取り、水を入れた鍋に30分ほど浸しておきます。
そして、火を入れ、水が沸騰する寸前で取り出します。
簡単ですね。

今回は素材本来の味を楽しむために、昆布だしのみをとります。
*酒や白だしを若干いれたりする場合があります。
間違っても「かつおだし」を使ってはいけません。
だしの香りと味が強すぎ、肉本来の旨みを邪魔します。またポン酢やゴマダレとの相性もよくありません。

ここまで準備が出来たら、お肉をしゃぶしゃぶしていきます。
牛肉しゃぶしゃぶ準備
注意点としては、お湯がぐつぐる煮えたぎるような状態にならないように気をつけることです。
お肉が一瞬で煮えてしまい、本来の味わいを飛ばしてしまいます。

牛肉しゃぶしゃぶ
お肉をしっかりと箸でもったまま、鍋につけていきます。

そのまま、ゆっくりと一回「しゃぶ」します。
そして手首を返し、お肉の反対側をゆっくりと「しゃぶ」します。
しゃぶしゃぶの「ワン・ツー」です。

よくお肉を箸から放して、泳がせる方がいらっしゃいますが、「マナー違反」です。
(あ、私が勝手にそう思ってるだけです。)
お肉を泳がせると、煮えすぎの原因にもなりますし、またお肉を入れすぎることにもなります。
自分の食べる分だけ、一枚をしっかりとしゃぶしゃぶします。

牛肉しゃぶしゃぶのしゃぶ
お肉の色がほのかなピンク色になったら、絶好のタイミングです。

牛肉しゃぶしゃぶ・ごまだれ
ごまダレにつけてお召し上がりください。

ポン酢とこまダレはご自身の好みで変えていくと良いと思います。

私のお勧めは、
牛肉→ごまダレ
豚肉→ポン酢
です。

豚肉のうち、豚肩ロースはポン酢よりもごまダレがあいます。
目をつぶって食べるとこれ牛肉?というような錯覚が起きます。
豚肩ロースは味が濃厚で、もっともお勧めするお肉です。

野菜しゃぶしゃぶ
ある程度お肉を堪能したら、いよいよ野菜を入れていきます。
ニンジンや大根はピーラーでスライスしておくと、茹で上がりも早く、食べやすいのでお勧めです。

しゃぶしゃぶ秘儀
これが秘儀・「ローリング・ベジ」。
(あ、秘儀でもなんでもないです。)
肉と野菜のおいしさを同時に味わってください。

灰汁取り
上質なお肉自体からはさほどでませんが、やはり灰汁はしゃぶしゃぶにつきもの。
必要に応じて取ってあげると、おいしいしゃぶしゃぶが召し上がれます。

さてしゃぶしゃぶ講座は以上で終了です。
今晩はしゃぶしゃぶを愉しんでみませんか?