宮崎県口蹄疫の影響拡大

宮崎県で今回2回目の豚口蹄疫の疑いが発生しました。

日本農林水産省「宮崎県における口蹄疫の疑い事例の12例目について

このインパクトはとても大きいです。

日本全国で飼養されている肥育豚(食肉用)は全国に8,220,000頭。
宮崎・鹿児島で約1,800,000頭と21.9%の豚が飼育されています。
*正確には宮崎747,800頭(9%) 鹿児島1,036,000頭(12.6%)
(数値は畜産統計H21年)

すでに宮崎県内の豚の移動が制限され、出荷はストップしています。
ゴールデンウィーク明けの相場への影響が深刻です。
鹿児島県へ影響が拡大しないことを祈るばかりです。

注)口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。また、感染牛、感染豚の肉や牛乳が市場に出回ることはありませんが、感染牛、感染豚の肉や牛乳を摂取しても人体には影響ありません。

ゴールデンウィーク前に・・・

九州食肉学問所です。

宮崎県で口蹄疫ウイルスに牛が感染していたと報道されました。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/167473

いま宮崎で一番大きな牛肉センター(屠畜場)が、この影響をうけて
休業しているとのこと。ゴールデンウィーク前の需要期に
大産地である宮崎から牛肉の出荷がないことになりそう。

なにせ宮崎だけで全国の黒毛和牛の13%(H18畜産統計調査による)、
鹿児島をあわせると33%も飼育されている。
今後影響が拡大すれば危機的状況になります。

実際、バラ肉などの焼肉用材料(焼材)が逼迫し、
値段が上がり始めている。一方で、在庫を抱えた業者は
売り込みに必死のよう。

農家はもっと大変だろう。風評被害だけは避けたいところ。
早急な解決を切に望みます。

しかし、国産牛肉は災難つづきです。