腰に手をあてぇおしりふりふりぃ みんなで食べよう しっぽのスープ(牛テール)

テールスープ近影
今回はテールスープです。もちろん牛テール。
牛テールやほほ肉といった煮込み用として人気で、冬場になるとすぐに売切れてしまいます。

しかし・・・・夏はまったくといっていいほど売れません!
夏場にどうしてもあまるテールをスープにして、暑い中食べています(笑)

なので、私はテールを使った料理を冬に作ったことがありません。
(どうでもいいですけど)

でもやっぱり寒い夜に食べたい~ということで今回作ってみました。

牛テール
牛テールを購入したら、周りの脂を除去し、関節にそって切り分けていきます。
まあ、ここは普通お肉屋さんがやってくれると思います。

牛テール流水で洗う。
牛テールスープの肝は、テールからじっくり血を抜くこと。水に浸け、流水で血抜きをしていきます。
表面についている汚れもしっかり落とします。
血抜きを怠ると、半透明のきれいな白濁したスープにはなりません。
30分ほど血抜きしたら、一旦テールをざるに上げます。

牛テール下処理
テールを鍋に入れ十分な量の水を入れます。
そして一旦沸騰させます。灰汁や脂が出てくるので丁寧にとっていきます。
沸騰して5分ほど煮込んだら、ざるにテールをうつして、最後の下準備をしていきます。

牛テール下処理続き
ざるにあげたテールを水洗いしながら、力をいれ、血抜きをしていきます。
ここでしっかり血を絞っておくと、きれいな色のスープになります。
*血が飛び出す場合がありますのでご注意を。

牛テール煮込み
血抜きの処理が終わったら、きれいな鍋に十分な水を入れます。
そこにテール、ねぎ(根深)、にんにく2片、しょうが2かけを入れて煮込んでいきます。

灰汁と余計な脂を取りながら、水が減ったら足していきます。
4時間ほど煮込めばお肉は柔らかくなります。

*蓋をしないまま煮込むと透明なスープになるようです(聞いた話)

今回はまた真空調理器を使いました。
30分ほど煮立てて、灰汁と脂をとったあと、真空調理器へ。あとは8時間ほどほったらかしです。
*真空調理器に鍋を入れる前に、ネギ・しょうがは取り出します。

牛テール白濁スープ
半透明な白濁スープが完成しました。すでにお肉はトロトロになっています。
これに塩で味付けをしていきます。
塩はスープの量にもよりますが、味を見ながら足していってください。
うすめの味付けにしておいて、後は召し上がる方のこのみで、塩を足していけばよいとおもいます。

最後に、塩コショウで味を調え、ごま脂をさっと振れば完成です。

牛テールスープ完成
最後に白髪ネギ、糸とうがらし、いりごまをそえて。

寒い冬には、芯からあったまります。夏場は夏ばての滋養強壮に。

ぜひお試しください。

次回、残ったテールスープから、クッパを作っていきます^^

ほっぺとしっぽがあまって大変なのです。

前回ご紹介した牛の内臓肉
牛の内臓肉を紹介するよ その1
牛の内臓肉を紹介するよ その2

毎回毎回一頭分仕入れるのですが、これをきちんと売りさばくのにはやはり苦労します。

まず、小腸とシマ腸は基本的にいつも足りません。夏は焼肉。冬は鍋。年中人気商品です。
この小腸を基準に仕入れをおこなっています。

そこで問題になるのが、牛テールと牛ホホ肉。
この2つは煮込み用商材として、冬場は足りないくらいに売れるのです。
問題は夏場。値段を結構安くしても、お客様は目もくれません。

そこで、とりあえず当店では煮込みます!一日中煮込みます!
夏場はこのテールとホホ肉は、在庫評価額0円(タン・マクミなどの評価額を上乗せ)にして、ミートソースやカレーなどの商品を作ります。

牛テールと牛ホホ肉の煮込み

牛テールと牛ホホ肉の煮込み中

なので当店に限って、煮込み料理は「冬」ではなく「夏」の料理・・・・
でも上質な国産牛肉のホホとテールで煮込んで作る料理はものすごいコクがあり最高です。

気分によってミートソースになったりカレーソースになったりしますが、6月中旬くらいから当店のCafe’小邦寡民でお召し上がりいただける予定です。

「おしりとほっぺのカレーライス」 安部さんの放飼いどりの卵とサラダ付き
「おしりとほっぺのミートソースパスタ」 サラダ付き

注意!! まだお召し上がりいただけませんよ!詳しくは小邦寡民のブログをチェックしつづけてくださいね。