「豚肉輸入事業に40億円」=差額関税着目か―ローソン子会社不正流用

「豚肉輸入事業に40億円」=差額関税着目か―ローソン子会社不正流用】 時事通信社

この輸入豚肉の関税にまつわる悪さは、いっこうに尽きる気配がありません。
年に1-2回は、この手の話を聞きます。

もちろんやるほうが悪いでしょう。
だが、このような業者が輸入した豚肉を日本国内に流通させる業者がいるのも事実。
そうした業者は「知らなかった」というでしょうけど。

牛肉市場の完全開放求める、米上院が決議

YOMIURI ONLINE
牛肉市場の完全開放求める、米上院が決議

いま日本に輸入されているアメリカ牛は、
 ・生後20か月齢以下
 ・危険部位の完全除去
されたものである。
*日本が求めている全頭検査は実施されていません。

同国の等級的にゆうとChoiceとUndergradeという品質のアメリカ産牛肉が日本にはいってきています。
日本国の等級でゆうと大体2等級から1等級の低いランクのものです。
参考記事
今回の牛肉市場開放が決まるとprime(日本の3等級くらい)というランクのものが日本にも流通することになります。

かつて日本人が慣れ親しんだ「prime」。

日本の口蹄疫の問題が拡大する中でのアメリカからの圧力。

安全性に十分配慮した政府の決断を期待します。

牛肉輸出 口蹄疫がブレーキ 拡大基調…取引停止で暗雲

牛肉輸出 口蹄疫がブレーキ 拡大基調…取引停止で暗雲
Yahoo News

以下抜粋
「日本が家畜衛生に関する国際機関である国際獣疫事務局(OIE)認定の「清浄国」から「非清浄国」に転落したため。」

「個別協議で香港とマカオについては取引が再開されたが、「清浄国」への復帰を取引条件とする主要輸出先のベトナム、米国、シンガポール、マレーシア、カナダ、アラブ首長国連邦との取引は停止したまま」

「牛肉の輸出総量は、・・・・、09年には06年(74トン)の約8倍に相当する565トンに拡大。このうち、取引が停止している主要6カ国の合計は、輸出総額(37億7300万円)の8割を占める。」

独立行政法人農畜産業振興機構によると、

国産牛肉の消費量(出回り量) 年間400万トン弱。
この数字からみると、輸出量はまったくたいした規模ではない。
しかしながら、国内の牛肉需要が弱いなか、海外市場への輸出は魅力的だったが、今回の口蹄疫で計画が見事にくるってしまったようです。

日本の牛肉輸出は紆余曲折。
同機構によると、
「日本では、2000年3月に口蹄疫が発生し、また2001年にBSEが発生し、多くの国が日本からの牛肉輸入を中止した。その後、口蹄疫について清浄化が宣言され、BSEについても状況が改善されたが、一部の国では日本からの牛肉輸入を中止したままである。2005年末に米国が輸入を再開し、香港も2007年5月に輸入を再開した。また、2008年1月にマカオ当局が日本産牛肉の輸入解禁を公表した。」
前途多難です。