毎日jp
「口蹄疫:感染疑いのスーパー種牛の「忠富士」 殺処分に」
抜粋
「三重県松阪市の松阪牛連絡協議会副会長、瀬古清史さん(61)は約500頭の肥育牛を育てているが、その半数が「忠富士」から生まれた子牛だ。」
影響が拡大しつつあります。
毎日jp
「口蹄疫:感染疑いのスーパー種牛の「忠富士」 殺処分に」
抜粋
「三重県松阪市の松阪牛連絡協議会副会長、瀬古清史さん(61)は約500頭の肥育牛を育てているが、その半数が「忠富士」から生まれた子牛だ。」
影響が拡大しつつあります。
皆さんもTV報道などですでにご存知だとは思いますが、宮崎の口蹄疫の被害が拡大し、ついに殺処分という事態になってしまいました。
「【口蹄疫】牛豚頭殺処分20万頭超 10キロ圏内が対象 政府が対策決定」(SankeiBiz)
以前のブログでも書いたように、九州は日本の食肉用牛飼育頭数の36.6%を締める一大生産地。肉用牛だけみると、47.7%が飼育されている。このほとんどが宮崎・鹿児島の2県です。
このまま被害が拡大すれば、本当に日本の肉牛生産は壊滅となります。
今回の殺処分は、むろんもろ手を挙げて歓迎できることではありません。
ただこれ以上被害が広がらないよう祈るばかりです。
さてナカバラ、アトバラに続き、今回はサンカクバラです。
牛バラはマエバラ、ナカバラ、アトバラと3つの部位に大きく分かれます。
このサンカクバラは、マエバラの肩ロースとナカバラの間についている4-5Kgくらいの部位です。
焼肉屋で特上カルビといえば、多くはこのサンカクバラです。
やわらかい極上のお肉が、厚い脂肪と固い筋のなかに隠れています。
値段的にもとても高価になります。
さて、今回も動画でお届けします。
あ、今日は寝ぼけてたのと、包丁を研ぎ忘れていたので、全般的にヘロヘロです!
サンカクバラ その1
サンカクバラはマエバラというバラ肉についているブロックです。
今回はすでにマエバラからブリスケと呼ばれる部位を除去しています。
サンカクバラは画像手前がナカバラとの切断面、右側が肩ロースとの切断面です。
[動画ありません]まず体内側からゲタカルビをはずしていきます。また表面に残った筋を取り外します。
体内側のスジと脂肪を除去したら、ひっくり返して、体表側の処理に移ります。
サンカクバラ その2
体表側の脂肪とシルバースキンと呼ばれる固い筋を除去します。サンカクバラは厚切りのカルビになるので、このシルバースキンをきちんととってください。
その後手前から大き目のカルビ冊を2つ取ります。のこりの部分は肩ロースサブトンとの切断面です。カルビというようりはロースの食感と味のするカルビ冊が取れます。
サンカクバラ その3
カルビ冊を取ったら、焼肉用にカットしていきます。画像手前がもっとも霜降りの入る部分です。真ん中は、すこし赤身がかってきます。販売単価やお客様の注文に応じて組み合わせて盛り付けてください。
次回はこのサンカクバラを利用して、原価計算と商品作りの基礎をご紹介します。