ほっぺとしっぽがあまって大変なのです。

前回ご紹介した牛の内臓肉
牛の内臓肉を紹介するよ その1
牛の内臓肉を紹介するよ その2

毎回毎回一頭分仕入れるのですが、これをきちんと売りさばくのにはやはり苦労します。

まず、小腸とシマ腸は基本的にいつも足りません。夏は焼肉。冬は鍋。年中人気商品です。
この小腸を基準に仕入れをおこなっています。

そこで問題になるのが、牛テールと牛ホホ肉。
この2つは煮込み用商材として、冬場は足りないくらいに売れるのです。
問題は夏場。値段を結構安くしても、お客様は目もくれません。

そこで、とりあえず当店では煮込みます!一日中煮込みます!
夏場はこのテールとホホ肉は、在庫評価額0円(タン・マクミなどの評価額を上乗せ)にして、ミートソースやカレーなどの商品を作ります。

牛テールと牛ホホ肉の煮込み

牛テールと牛ホホ肉の煮込み中

なので当店に限って、煮込み料理は「冬」ではなく「夏」の料理・・・・
でも上質な国産牛肉のホホとテールで煮込んで作る料理はものすごいコクがあり最高です。

気分によってミートソースになったりカレーソースになったりしますが、6月中旬くらいから当店のCafe’小邦寡民でお召し上がりいただける予定です。

「おしりとほっぺのカレーライス」 安部さんの放飼いどりの卵とサラダ付き
「おしりとほっぺのミートソースパスタ」 サラダ付き

注意!! まだお召し上がりいただけませんよ!詳しくは小邦寡民のブログをチェックしつづけてくださいね。

続・アウトドアバーベキューでかわいいあの子をゲットする方法。

今回は「アウトドアバーベキューでかわいいあの子をゲットする方法。」の続編をお届けします。
テーマは「備長炭を使いこなす」です。

炭には大きく、黒炭と白炭があります。
前回でも述べたとおり、黒炭はやわらかく、火がつきやすいので、火種として使います。

炭火5
前回はは黒炭を火種として、コンロの中に返し、その後は黒炭を追加していきました。

炭火焼でほんとうに美味しい焼肉をするためには、炭から炎が消え、白い灰をまとい、その遠赤外線でじっくりとお肉を焼くのが望ましいといわれています。

黒炭はすぐに燃え、白くなるのが早いのですが、短命です。
黒炭だけを使うと、バーベキューの間、ちょこちょこ炭を追加しないといけません。
黒炭が白くなって安定するまで、炎が上がります。
そうするとお肉を炎で焦がしてしまうことが多くなります。

炭火8
そこで白炭の登場です。
黒炭で火種をおこしたら、その上に、2~3本の白炭を置きます。

白炭に火がまわるのに、45分~1時間程かかります。
ここでも基本。炭はさわらない、うちわで扇がないことです。
労力の割りには、さほど時間の短縮にはなりません。

この間にてきぱきと他の料理の仕込みをしたり、焼くお肉の準備が出来ます。
炭火9
白炭に酸素を送ってみて、中がほんのりと赤くなっていれば準備完了です。
遠赤外線がんがん出ています。
(*炭は突然破裂する場合があります。顔を近づけすぎないように。)

炭火10
お肉をのせると、黒炭のときには、炎が上がってきますが、白炭の場合はジンワリいぶされるという感じです。
白炭はまた長持ちします。
3時間の炭火焼で、黒炭なら3kgを使ってしまいます。
白炭なら1kg程度あれば良いと思います。(火種用に黒炭を500g)

九州食肉学問所のバーベキュー宅配サービス「楽Q便(らくきゅうびん)」
必要ならご要望に応じて白炭をお分けできます(1kg800円)

それでは今回はここまで。

炭火を使いこなして、おいしいバーベキューをお楽しみください。

九州食肉学問所

アウトドアバーベキューでかわいいあの子をゲットする方法。

バーベキューのシーズンですね。

いざアウトドアでバーベキューとなると、気になるのはやはり「火おこし」ですね(無理ある?)。
着火材があってもなかなかつかない。
バーナーがあっても時間がかかる。
てんやわんやで慌てふためく。
お連れの彼女はそんなあなたにうんざり。

そうならないためには、炭火をかっこよく(?)使いこなすことが必要です。

そんなこととで今回は「モテる男子の炭火焼き講座」をお届けします。
そして第一回目は、「火おこし」についてです。

まずポイントとしては、
1.炭の種類と特徴を知る。
2.必須アイテム
3.いじらない。
でがあげられます。

≪1.炭の種類と特徴を知る。≫
炭には大きく分けて「黒炭」と「白炭」があります。
炭火0
写真 左の長細いものが白炭。右が黒炭です。
白炭は、備長炭などの白くて固い炭です。たたくとカンカンと甲高い音がします。
特徴は、火がつきにくいが長持ちするということ。
値段は1kg500円以上とすこしお高いです。

黒炭は、やわらかくすぐにぼろぼろになります。
特徴は火がつきやすいが短命ということ。
価格は安い。1kg200円前後です。
ホームセンターなどで山積みにされ目立つように売られているのが
この黒炭です。

この特徴をしっかり押さえておくことが、バーベキューを楽しむ秘訣
につながります。

≪2.必須アイテム≫
黒炭は短命ですが、火がつきやすいのです。
だから火を起こすときには、黒炭を使います。
白炭にいきなり火をつけようする人が結構います。
これではバーナーがあっても着火材があっても、苦労するだけです。

あと必要なのは、ダンボールなどの紙です。これを燃やして炭に
火をつけます。一番いいのは牛乳パック(4本分)です。
長く燃え、燃えカスがでません。スーパーなどで買出しのときに
店員さんにお願いすれば、分けてもらえるはずです。

牛乳パックは細かくちぎり、炭火コンロの中央部に重ねていきます。
炭火1

その後網を置いて、ちょうど牛乳パックの上辺りに黒炭を重ねるように置いていきます。
その後、下にある牛乳パックに火をつけます。
炭火3
このときのポイントとしては、
1.小さな黒炭を使うこと。
2.積み重ねるときに中に空洞ができるよう意識すること。
3.少量の炭を使うこと。
です。

≪3.いじらない。≫
牛乳パックに火がついたら、あとはほっておきます。
ポイントは、
1.炭をいじらない。
2.ウチワなどであおがない。
ことです。
炭をいじったり、ウチワであおいだりすると、空洞をつぶしてしまったり、火のあたりが弱くなり、炭に火がつきません。男の子ならじっと我慢です。
炭火4
牛乳パックが燃え尽きるころには、炭に火がつきます。
上の写真では炭のはしっこが白くなっているのが分かります。また写真では分かりにくいのですが、炭でできた空洞の内側では炎が燃えさかっています。

ここまできたらほとんど火おこしは成功です。所要時間は5分ほどです。

炭火5
ここで、炭をコンロの中に返します。この炭が「火種」となります。

炭火6
そして、火種の上にそっと必要な分だけ、黒炭を置いていきます。
ここでもすこしだけ置くのがポイントです。

ここからは、炭をさらに火をつけるため、コンロの側面から風を送ります。
全体的に火が回り、白っぽくなってきたら、OKです。

≪モテる男子はここが違う≫
さて炭を追加してから、炭が白っぽくなるまで、30分ほど時間があります。
この間に、いろんなことができます。
野菜を切ったりなど料理の準備をします。
でもせっかく炭に火がついているので、
炭火7
飯盒でご飯を炊いてみるのもいいかもしれません。
ちょうど炊き上がったころに、炭もいい感じです。
モテる男は、沈着冷静、時間をうまく活用するものです。

今回はここまでです。
次回2回目では炭火をさらに楽しむための上級編を
お届けします。