オーストラリア米産牛肉が日本で攻勢豪産に影響も農水NNAASIA

オーストラリア米産牛肉が日本で攻勢豪産に影響も農水」NNAASIA

「牛海綿状脳症(BSE)発症で落ち込んでいた米国産牛肉の日本への輸入が、このところ急速に回復している。最盛期の水準には遠く及ばないが、直近の5カ月間で昨年と比較して4割以上伸びた。これに対し、豪州産は約5%減少した。日本は豪州の牛肉生産者にとって最大の輸出市場。米国産復活の影響が懸念されるところだ。」

たしかに、この7月に入ってUS産の牛タン、ハンキング、アウトサイドについては30%~40%程安く入荷しています(一部輸入元のキャンペーン価格も入ってますが)。
とくにハンキングなどは、100g100円の小売値でそこそこの利益も確保できそうです。

オーストラリア産の問題として、値段以前に、品質が不安定であることがあげられるのではないでしょうか。
アウトサイドや牛タンは、ある時は良くて、次は期待はずれといったことが過去に何度もありました。
チャックロールなども非常に不安定です。
小売業メインの肉屋としては扱いづらいところです。

これに反して、US産はかなり品質が安定していると思います。しかも価格が下がってきているとなれば、当店の手当てもUS産にシフトせざるを得ない状況です。
また若年層の間では、予算制限の中で、US産を選ぶことに抵抗がなくなってきている感じを受けます。

かつて日本人が慣れ親しんだUSビーフ。復活なるか?

米国産牛肉の価格下落、豪州産に近づく 輸入量も増える

日本経済新聞社Web刊
米国産牛肉の価格下落、豪州産に近づく輸入量も増える

たしかに最近アメリカ産の値段(肉屋仕入れ値で)が落ちてきたような気がします。
パストラミが900~1000円前後/kgで仕入れられるし、ハンキングテンダーも700円/kg、アウトサイドも1300円~1500円付近で安定しています。
同等の値段だとやはりUS産をえらんでします。

外国産の牛肉で最近気になるのが、牛丼の「すき家」。
まったく私の想像ですが、以前は赤身(チャックロールかブリスケット)を使っていたような気がします。
脂身は少なく肉感はあったのですが、出汁に牛肉の味がなく、ただ砂糖で甘いだけの牛丼でした。

しかしながら最近は、ショートプレートのような肉片が多くなっていて、出汁に牛肉の旨味・甘みがでている感じがします。産地がUSかオーストラリアか分かりませんが。
*すき家さん間違ってたらごめんなさい。

この時点で、私の牛丼ランキングは、すき家が吉野家を抜いてしまいました。

ま、どうでもいいことですけど。

US産、オーストラリア産の牛肉については、下記をご参考ください。
外国産を知らずして、嫌うなかれ!

でも外国産が値下がりして喜ぶのは、外食産業ばかり。
当店はほとんど外国産使わないから・・・