アウトドアバーベキューでかわいいあの子をゲットする方法。

バーベキューのシーズンですね。

いざアウトドアでバーベキューとなると、気になるのはやはり「火おこし」ですね(無理ある?)。
着火材があってもなかなかつかない。
バーナーがあっても時間がかかる。
てんやわんやで慌てふためく。
お連れの彼女はそんなあなたにうんざり。

そうならないためには、炭火をかっこよく(?)使いこなすことが必要です。

そんなこととで今回は「モテる男子の炭火焼き講座」をお届けします。
そして第一回目は、「火おこし」についてです。

まずポイントとしては、
1.炭の種類と特徴を知る。
2.必須アイテム
3.いじらない。
でがあげられます。

≪1.炭の種類と特徴を知る。≫
炭には大きく分けて「黒炭」と「白炭」があります。
炭火0
写真 左の長細いものが白炭。右が黒炭です。
白炭は、備長炭などの白くて固い炭です。たたくとカンカンと甲高い音がします。
特徴は、火がつきにくいが長持ちするということ。
値段は1kg500円以上とすこしお高いです。

黒炭は、やわらかくすぐにぼろぼろになります。
特徴は火がつきやすいが短命ということ。
価格は安い。1kg200円前後です。
ホームセンターなどで山積みにされ目立つように売られているのが
この黒炭です。

この特徴をしっかり押さえておくことが、バーベキューを楽しむ秘訣
につながります。

≪2.必須アイテム≫
黒炭は短命ですが、火がつきやすいのです。
だから火を起こすときには、黒炭を使います。
白炭にいきなり火をつけようする人が結構います。
これではバーナーがあっても着火材があっても、苦労するだけです。

あと必要なのは、ダンボールなどの紙です。これを燃やして炭に
火をつけます。一番いいのは牛乳パック(4本分)です。
長く燃え、燃えカスがでません。スーパーなどで買出しのときに
店員さんにお願いすれば、分けてもらえるはずです。

牛乳パックは細かくちぎり、炭火コンロの中央部に重ねていきます。
炭火1

その後網を置いて、ちょうど牛乳パックの上辺りに黒炭を重ねるように置いていきます。
その後、下にある牛乳パックに火をつけます。
炭火3
このときのポイントとしては、
1.小さな黒炭を使うこと。
2.積み重ねるときに中に空洞ができるよう意識すること。
3.少量の炭を使うこと。
です。

≪3.いじらない。≫
牛乳パックに火がついたら、あとはほっておきます。
ポイントは、
1.炭をいじらない。
2.ウチワなどであおがない。
ことです。
炭をいじったり、ウチワであおいだりすると、空洞をつぶしてしまったり、火のあたりが弱くなり、炭に火がつきません。男の子ならじっと我慢です。
炭火4
牛乳パックが燃え尽きるころには、炭に火がつきます。
上の写真では炭のはしっこが白くなっているのが分かります。また写真では分かりにくいのですが、炭でできた空洞の内側では炎が燃えさかっています。

ここまできたらほとんど火おこしは成功です。所要時間は5分ほどです。

炭火5
ここで、炭をコンロの中に返します。この炭が「火種」となります。

炭火6
そして、火種の上にそっと必要な分だけ、黒炭を置いていきます。
ここでもすこしだけ置くのがポイントです。

ここからは、炭をさらに火をつけるため、コンロの側面から風を送ります。
全体的に火が回り、白っぽくなってきたら、OKです。

≪モテる男子はここが違う≫
さて炭を追加してから、炭が白っぽくなるまで、30分ほど時間があります。
この間に、いろんなことができます。
野菜を切ったりなど料理の準備をします。
でもせっかく炭に火がついているので、
炭火7
飯盒でご飯を炊いてみるのもいいかもしれません。
ちょうど炊き上がったころに、炭もいい感じです。
モテる男は、沈着冷静、時間をうまく活用するものです。

今回はここまでです。
次回2回目では炭火をさらに楽しむための上級編を
お届けします。

外国産を知らずして、嫌うなかれ!

本日は国産牛と外国産牛の名称・品質の違いについてです。
現在日本のテーブルミートとして主に流通しているのは豪州産(オーストラリア産)いわゆるオージービーフです。かつてアメリカ産牛が日本のテーブルミートの主役でした。しかし、BSE問題の対応の遅れ、オージービーフの肉質の向上により、その座を開け放してしまいました。

下記表は、日本の部分肉名称をもとに、豪州産とアメリカ産の名称を一覧にしています。
あまり、一般消費者には関係のない話ですがとりあえず。

  部分肉 豪州産 US産
ヒレ・ロース ヒレ tenderloin tenderloin
リブロース cuberoll ribeyeroll
サーロイン striproin striproin
肩ロース クラシタロース chuckroll chuckroll
ネック    
前バラ(肩バラ) ブリスケ point.e.b brisket
三角バラ chuckrib chuckrib

中バラ

ナカバラ shortrib shortrib
カイノミ flapmeat flapmeat
ゲタ    

後バラ

アトバラ navel.e.b shortplate
ササニク frankmeat frankmeat
インサイドスカート insideskirt insideskirt
ウデ ウワミスジ

crod

 
シタミスジ  
カタサンカク shouldercrod
コサンカク
ニノウデ
トウガラシ chucktender chucktender
内モモ オオモモ

topside

topround
コモモ
外モモ シキンボウ

silverside

roundeye
ナカニク bottomround
ハバキ・センボン
シンタマ(テンマル) シンシン

thickfrank

chip
カメノコウ nuckle
トモサンカク

triangle

triangle
ランイチ ランボソ ramp topsirloinbat
ランナカ
イチボ
スネ マエスネ

shank

shank
トモスネ

*カブリ等端材は上記表からは除外しています。
アメリカ産の中バラに相当するショートプレートは、「吉野家」で一躍有名になりましたね。

外国産牛肉は国産牛にくらべて大雑把な印象を受けます。
この大雑把さは格付けも現れています。下記に豪州産の格付けを一覧にしました。

豪州産牛格付け
牧草肥育 穀物肥育(grain-fed)
Glass short middle long
主に牧草のみで育つ日本の1等級に相当する肉質 牧草肥育後、出荷前120日間穀物で肥育。
日本の1等級に相当する肉質
牧草肥育後、出荷前150-180日間穀物で肥育。
日本の2等級に相当する肉質

牧草肥育後、出荷前200間穀物で肥育。
日本の3等級に相当する肉質

豪州産は、日本産の霜降りによる格付けとは違い、穀物による肥育日数で格付けが決まります。
アメリカ産もそうですが、産地や畜種による区分けを基本的にしません。
Glassの牛肉にも思いがけず霜降りが入っているものや、Longなのに霜降りがあまり入っていない場合もあります。 またまれに、肩ロースの箱の中に、ウデ(クロッド)が入っていたりすることがよくあります。 「とりあえず数合わせとけ」っていう感じです。
結構いい加減ですね。まあ日本人(特に行政)が細かすぎるということもあります。だけど日本の消費者はそこまで肉のことを知りませんよね。

国産と外国産の牛肉のもうひとつ大きな違いは、牛の「サイズ」です。
たとえば肩ロースだと国産で通常16kgほど。オーストラリア産は大きくても7-8kgです。流通している部分肉のサイズは2倍も国産牛のほうが大きいのです(一例)。 これは牛そのものの種類が違うというよりも、牛肉生産に対する考え方の違いがでるのでしょうね。

参考までにアメリカ産の格付けを。ただし、まだちょっと勉強不足なので未完成状態にしておきます。

アメリカ産牛格付け
pirme choice undergrade
select standard commercial utility cutter canner
               

アメリカ産牛は現在choiseとundergrade(アングレ)という格付けが日本に輸入されており、primeは輸入されていないません。輸入禁止以前の価格帯よりは割高となっており、またBSEへの対応の遅れから日本の消費者には敬遠される傾向があります。
上記表については詳細が判明次第、修正します。

たまたまタマタマのような形 シンタマ

今日はシンタマの商品化をご紹介します。
シンタマは地域によってはマルモモと呼ばれます。
ラグビーボールのような形をしているからです。
モモ肉です。

シンタマには、有名?なトモサンカクという霜降りの入った部位が
くっついています。きちんと商品化すれば、利益率UPがねらえます。

それではどうぞ。

シンタマ その1

まずシンタマの体表側の筋・脂肪を除去します。
シンタマ本体とトモサンカクの切れ目が見えてくるので、そこに包丁を入れてトモサンカクを切り離します。
シンタマ本体からさらに筋・脂肪を除去し、次にシンタマをシンシンとカメノコウに分割します。
シンシンはカメノコウよりも若干淡い色をしたブロックです。この分割は大変難しいです。ゆっくり包丁をいれ、筋にそって分割していきます。
のこったカメノコウはそのままモモ切り落としにします。ただし、モノがよい場合は、カブリ(端材)を取り除き焼肉カットしていきます。

シンタマ その2

次にシンシンとトモサンカクを商品化していきます。まずはシンシンです。
シンシンは肉色も明るく、ステーキなどが取れるやわらかい部位です。ただし、肉の真ん中に一本筋が通っているのでこの筋にそって、2分割していきます。
分割されたシンシンの厚みのあるほうはステーキに、薄いほうは焼肉用にしていきます。
かつて関東圏ではこのシンシンがロースと呼ば。。以下略。

シンタマ その3

最後にトモサンカクの商品化です。
トモサンカクはモモ肉の中でも1、2を争う付加価値のある部位です。霜降りもきれいで 高く売れます。
まず表面の脂肪・筋を除去していきます。きれいに除去できると筋肉繊維の流れがわかりますので、その流れにそって冊取りしていきます。

今日はこの辺で。